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さて、そろそろ一旦の落ち着きをみせ始めたポケモンGoですが、猫も杓子もスマホを見ながらぞろぞろ歩いている姿を見た方も多いのではないでしょうか?
かくいう私も、やりました。
これをやりながら、公園、路地など様々なところで人の流れが変わったことを感じられた方も多いかと思います。
レストランやスーパー、いわゆる町のお店やお稽古教室、果てはお寺まで、様々なローカルビジネスへの集客において、久しぶりに大きな兆しが感じられる事柄だったのでは?と思います。
今回は、ポケモンGoも含め、ローカル広告の潮流について考えていきたいと思います。
大きく分けてこのように分かれます。
リスティング系
・クレイグスリスト(クラシファイド)
・Google map(ロケーションベース広告)
ディスカウントバリュー系
・ホットペッパー(クーポン)
・グルーポン(フラッシュマーケティング)
・各チェーンストアアプリ(クーポン)
機能提供系
・オープンテーブル、サロンボード、トレタ(予約)
・食べログ、yelp(口コミ)
・スクエア、エアレジ(決済)
・@LINE(コミュニケーション)
エンタメ系
・コロプラ、フォースクエア(デジタルインセンティブ)
・Instagram、WEAR(写真SNS)
まあ色々派生系はあると思いますが、大きくこの4つに分類してみました。
ユーザーにとって便利(リスティング、機能提供)か、安い(ディスカウントバリュー)か、楽しい(エンタメ)かと言う風にモチベーションから分けても良いかもしれません。
そしてローカルビジネスへの集客の本質は、実は店頭でのオペレーションとの連動性で大きく分かれます。
草の根型(現場がしっかり頑張る)
-@LINE
-WEAR(zozoのコーディネートアプリ)
バルク&効率型(現場に負荷かけない)
-MUJI passport、すかいらーくなどのチェーンストアアプリ
-Google mapなどリスティング系
ユーザーに楽しさを提供してCRMとして活用していく場合、現場との連動が極めて重要になってきます。
一方で、安さや便利さを価値として提供するクーポンメディアなどは、現場の手間を抑える事ができます。
こう考えていくと、「差別化」するか?「効率化」するか?
汗と知恵を現場に上手くかいてもらい、魅力を伸ばし、差別化ができるか?
それとも手間を最小化し効率化して、価格の割安感をフックに集客するか?
究極的にいえば、このどちらかに収斂されていくのだろうと考えています。
さてそんな中、米国発で面白い事例が2つ出てきました。
一つがZenreachという企業。
もう一つが、ナイアンテックのポケモンGoです。
Zenreachから見てみましょう
wifiからデータを集めてCRMに活用するためのツール提供事業者です。
これの面白いところが上記のnoteで言及されています。
まず重要なポイントとして抑えておきたいのは、バーを経営するにせよナイトクラブを経営するにせよホスピタリティビジネスにおいて最も大切なのはいかに「常連顧客 "Loyal Customer"」を増やせるかという点。Boston Retail Partnersの調査によると、「最優良顧客」一人当たりの平均売上は「通常顧客」の9倍にも値するという統計が出ています。加えてこれまでは、YelpやGrouponと言ったプラットフォームがオンラインからオフラインへのアクセスループを作り出し、新規顧客を増やすためのマーケティングツールとして急成長を見せました。一方で、次の要となる「新規顧客」を「常連客」へ転換するための効果的なマーケティングツールが今まで存在していなかったのも事実です。これらを踏まえた上で、Zenreachが今後ホスピタリティビジネスに本質的な価値をどれだけ産みだしていくのかが注視されます。
まさに、リアルビジネスのDMPやMAツールだということができます。
このビジネスモデルに注目しているのは、「差別化」「効率化」のどちらにもアダプトできる基盤としての要素を持ち合わせているためです。
続いて、説明不要だとは思いますがポケモンGoです。
もし説明が必要であれば、こちらをご参照ください いまさら聞けない「ポケモンGO」の基本、遊び方からビジネスモデルまで
このポケモンGoをローカル集客に活用する動きが活発です。
ポケモンGO、「マーケ活用法」開発に勤しむ米代理店たち:というか仕事しろ!
ポケモンGOが「店舗」のマーケティングの常識を変えるかもしれない
ポケモンGoをO2Oとして活用することのメリットは、自社と全く関係のないポケモンが発生するという地域のお祭りのようなインセンティブを起こし、人の流れを変えることができるということです。
つまり、自社でインセンティブを起こす必要がないわけです。
先ほどの、「差別化」か「効率化」かの議論を飛び越えることが実現出来るわけです。
このように新しいビジネスが、登場しローカル集客に基づくビジネス環境をまた一新しようとしていることに注目しています。