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米小売最大のウォールマートが、打倒アマゾンを狙っていたECのJet.comを約3300億円で買収しました。$3B(約3000億円)分が現金で、残りの$300m(約300億円)分が株式として付与されるようです。
今日はこの買収が高いのか、安いのか、というのを少し考察してみたいと思います。
EC事業のM&Aはさほど多くないため、どのような水準での買収だったのかを振り返っておくことは、EC事業関係者の方には意義があることだと思います。
Jet.comというサイトは皆さん聞いたことが無いかもしれませんが、Amazonと似たように、
・取扱商品数が多い
・安い
・早い
の3つを目指した直販型のECサービスです。
Jet.comはMarc Loreらによって2014年に創業された会社です。
MarcはDiapers.comという日用品のECの創業者でもあり、Diapers.comは2011年にアマゾンが$545m(545億円)で買収しています。
Crunchbaseを見ると、約600億円調達しています。リリース前に巨額の資金を調達したことで話題になりました。実際にサービスがリリースされたのは、2015年7月21日なので、サービス公開後約1年での売却ということになります。