給食のカレー最高〜☆
もし、お鍋に昨夜のカレーが残っていたら?
「味がしみて美味しくなってるから楽しみ〜」「カレーは腐らない。スパイスたっぷりだから」「昨夜火を入れてからフタも開けてない。だから安心」「見た目・匂い・味、すべてチェック済み!異常なし!!」「食べきれなかったら、あとで鍋ごと冷蔵庫へ」・・・等々、思い当たる方もきっといらっしゃるのでは。
ところがそれは、あまりにも危険すぎる「常識」だったのです!
ここ数年、「2日めのカレー」に繁殖しやすい食中毒菌として話題の『ウェルシュ菌』をご存じでしょうか。人や動物の腸管、土や下水など、自然界に広く生息する細菌なのですが、増殖して食物とともに腸管に達し毒素を作ると、食中毒を起こします。
じつはウェルシュ菌、厚生労働省の報告でも「食中毒の原因ワースト3」に入るほど患者数の多い食中毒菌なのです。その理由のひとつが、「大鍋料理」で増殖しやすいこと。
カレーをはじめ多種多様の煮込み料理(シチュー、煮魚、麺のつけ汁、野菜の煮付け等々)が原因食品となることが多く、施設やイベント会場などでしばしば発生するため「給食病」とも呼ばれているそうです。